TOKYO EDUCATION LABでは「探究学習×修学旅行」や「探究型SDGs学習×修学旅行」を推奨しています。
弊社は修学旅行も探究学習の一環としてとらえ、『事前・事後学習』と『フィールドワーク』を一体化させてプログラム提供しており、2023年も多くの学校さまに提供させていただきました。本年の特長としては、首都圏(東京)発だけでなく、全国各地から東京着のプログラムも多く取扱いさせていただいたことです。
本年も10校を超える中学・高校さまの修学旅行に関わらせていただき、主に地域課題解決の探究活動や、地域の成功事例をもとにした学習プログラムの構成とさせていただきました。普段の学校生活では得られない体験を生徒の皆様にご提供できたのではと思っております。
2023年の締めくくりに、2校の事例を学校さまのご許可をいただきご紹介いたします。
事例1【駒場学園高等学校 体験旅行】
旅程:10/23(月)〜10/25(水)
方面:尾道(広島県)、松江(島根県)、高松(香川県)の3コース
<内容>
新たに高松コースが加わり、地域の皆様にご協力をいただきながら事前学習を行い、チームに分かれて地域課題の解決策を探究してきました。
テーマは「○○市を『もっと』元気にするには?」
観光面や産業面など様々な角度から街の更なる活性化を実現するための仮説を立て、チーム内で議論を重ね、校内プレゼン大会を実施。地域のプレイヤーの皆様にもオンラインでインタビューをしたり、文化祭では初の試みとして探究特設コーナーを設け、探究先の街の紹介なども行いました。そして待ちに待った秋の体験旅行では、地元で活躍する方や市役所の方など関係者の皆さまへインタビューを行い、市内をフィールドワークで巡って課題解決のヒントを探りました。地域のさまざまな場所の視察を通して事前学習で立てた仮説を検証し、旅程最終日にはプレゼンテーション大会を開催。体験旅行中にお世話になった大人の方々を審査員としてお招きし、探究した内容を披露しました。
事例2【新渡戸文化高等学校 体験旅行】
旅程:11/14(火)〜11/17(金)
方面:フードデザイン・美術コース=奈良・京都、音楽コース=尾道(広島県)
<内容>
・フードデザインコース
「日本人の食文化に触れる旅」をテーマに、京都で食文化を探究しました。訪れたRed Rice自然農園さん(京都府木津川市)では一切の農薬を使わず、化学肥料や有機肥料を施さずに土の力だけで野菜を育てています。収穫や草取りなどの農園での体験を行ない、力の要る泥土深く元気に育ったレンコン掘りにも挑戦いたしました。
その後、苦労して掘り出したレンコンを使って生徒さんによる調理コンテストを開催し、地域の皆さまからも「星3つ!」の声が続出。宇治市のお茶畑では、夏休みに考えた茶殻を使ったレシピを一般社団法人 京都山城地域振興社(通称:お茶のDMO)さんに贈呈し、試食会も実施しました。今後、地元での商品化に向けた検討がスタートする構想も出ています。
・音楽コース
昨年に引き続き、尾道市でのベル・カントホールでのコンサート開催をゴールに掲げました。
尾道入りの前には広島交響楽団さん(広島市)の定期演奏会のリハーサルを特別見学。プロの演奏と真剣なリハーサルを目の当たりにして、終始息を飲む場面が続きました。ベル・カントホールでは地元の広島県立瀬戸田高校1年生の皆さんとの学校交流も実現し、ステージでは両校による合唱も披露しました。コンサートには地域の方もたくさん足を運んで鑑賞くださり、生徒さんたちにとってもかけがえのない時間となったことと思います。
・美術コース
多岐にわたって古美術に触れる旅となりました。京都府木津川市では「木津川アート2023」を堪能し、奈良市内では鬼瓦作り・一刀彫・写経などを体験。国宝であり世界文化遺産でもある奈良・元興寺の夜間特別拝観で特別な時間を過ごし、伝統⼯芸「⾚膚焼(あかはだやき)」の絵付けを体験しました。生徒の皆さんが作成した「旅のしおり」の表紙は白紙になっており、旅を終えて後に旅の風景や思い出を書き込んで一冊のしおりが完成するという素敵なストーリーを伏線にもった充実した4日間でした。
◆探究学習×校外学習」に関心おありになる方は、お気軽にお問合せください。
学習指導要領にも明示されている「探究」は、知識を得るだけではなく、自分が知りたいことを、自分自身で調べて自分なりの結論を出していく力を養成します。TOKYO EDUCATION LABでは、生徒さんたちの心に大人になっても刻まれる楽しい記憶とともに、深い学びや体験につながる探究学習のサポートを行なっております。
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