【レポート】『高校生が起業を学ぶ授業』が1年完走!最終ピッチコンテストにのぞみました。

2022.03.31

高校生が考えた社会課題解決のビジネスプランを発表

TOKYO EDUCATION LABでは、『高校生が起業を学ぶ授業』を提供しています。

起業すること自体を学ぶだけの授業ではありません。キーワードは「探究」!

本プログラムを採用いただいた第1号、駒場学園高等学校の生徒さんが1年間に18回の授業を経て、最終ピッチコンテストにのぞみました。

駒学起業LAB】の1年間

  • 1~2年生に募集し、42人が参加
  • 2021年5月~2022年3月まで18回の授業を受講 
  • 授業の概要
    1.創業する仲間を探す(知らない生徒同士でも互いの意見を交換してチームをつくる)
    2.仮想会社でどんなビジネスを行うか考える(社会課題を解決するプランを高校生の柔らかい頭で考える)
    3.考えたビジネスプランを詰めていく(実現可能か、収益性や成長性はあるか、持続的に競合と優位的立場でビジネスが継続できるのかなどをチームで話し合う)
    4.伝わるプレゼンテーションをする


【最終ピッチコンテスト】
・日 時:2022年3月28日(月) 14:00~16:30
・参加者: 駒場学園高等学校 1~2年生 7社(7グループ総勢42名)
・審査員 :中村 伊知哉氏(iU学長/吉本興業取締役)、横田 浩一氏(横田アソシエイツ代表/慶應SFC特任教授)、吉井絵梨子氏(ミス・グランド・ジャパン代表)、金田隼人氏(株式会社ネームレス代表)、北村理沙氏(一社アンカー理事/学生)、小林真緒子氏(一社アンカー理事/学生)、山下大和氏(株式会社さえずり代表/学生)

最終ピッチコンテストでは、仮想会社7社が社会課題解決につながるビジネスプランを考えました。
会社をつくる可能性もあり、詳細は書けませんが💦 衣服の廃棄を解決するプラン、子育てをサポートするプラン、地球にやさしい・時代の最先端で多様性に対応したファッションをつくるプランなどなど、高校生ならではの関心ごとで社会をよりよくするプランがビジネスモデルとして良く練られて発表されました。


優勝したのは、MOT(もっと)、3人のユニット!
怪我などからくる不安を取り除くことができるヘルスケアと医療の中間に位置する事業を提案しました。

優勝したチーム「MOT」

まず会社名が自由です☺  M(もっと)O(おもしろく)T(楽しく)で、MOT! 
優勝チームが提案した事業
人体の3Dモデルを動かし、痛みなどの症状や不安がある部位をタップして病気を調べられるサービス。祖母が病気になったときの不安から、病気になって不安なときに人に役立つサービスの創出を考案しました。審査員から「身近な悩みから発信され、最終ピッチにのぞんだストーリーがすっきり入った」とご評価いただきました。


今回のプレゼンテーションでは、どのチームも大人顔負けの堂々とした発表で、ビジネスモデルも練られてわかりやすいものでした。

最終ピッチコンテストの日はサクラ満開の日🌸
審査員の社会起業家や有識者の先生方も唸る発表で、駒場学園高等学校でも1年間の学びの集大成としてのピッチコンテストはどの生徒さんも見事に花開かせた1日となりました。


<起業を学ぶ授業の成果>
キーワードは「探究」
社会課題を考える 社会課題を解決するビジネスモデルを考える
自分で調べる 自分が知りたいことを、自分自身で調べて自分なりの結論を出していく
        データや統計資料の活用
コミュニケーション 仲間(他者)とのコミュニケーションをとりながら解を出していく
           生徒や教員・外部講師との意見交換が活発に


1年間の生徒さんたちの成長は素晴らしいものでした。

2回目の授業でチームをつくるとき、「友達だから、知っているからといって組んでも会社はうまくいかない!考えややりたいことが同じ仲間をスカウトしてチームを作って!」の指示に、積極的になれずモジモジしていた様子が懐かしく思い出されます。そして、社会を良くするという夢を持って試行錯誤して作り上げたビジネスモデルが清々しく、成長をビシビシ感じるプレゼンテーションでした。

知識を得るだけではダメ、自分が知りたいことを、自分自身で調べて自分なりの結論を出していくことが大切。そのプロセスが「探究」です。

世の中の変化が大きく、より複雑で、より不確実、そして曖昧というVUCAの時代において、他社とコミュニケーションをとりながら解を出していくことの重要性が高まっています。探究の学びを通し、難しい問題に出会ったときに困らないチカラ、社会を生き抜くチカラに繋げられたらと思っています。

TOKYO EDUCATION LABでは、学習意欲の向上や受験に役立つ学びという観点だけでなく、生徒さんたちに「試行錯誤が楽しい」「授業を超えて楽しい、学びが多い」と感じてもらえるようプログラムを開発していきます。


弊社のプログラムの出前授業をご希望の学校さまは、
info@tokyo-education-lab.co.jpまで遠慮なくお問合せください。



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