【活動報告】理想の中学校を創ろう!

2025.05.28

藤枝市立大洲中学校2年生 × アントレプレナーシップワークショップ「School☆LAB」

2025年5月27日(火)、藤枝市立大洲中学校にて、2年生を対象に「School☆LAB」ワークショップを実施しました。1〜4限の総合的な学習の時間を使い、生徒たちは“理想の中学校を創る”というユニークな探究課題に取り組みました。

本プログラムは、生徒の主体性・創造性・課題解決力を育むと同時に、社会とつながる学びとしてのアントレプレナーシップ教育の要素も取り入れた実践型プログラムです。

■先生からの直接相談で実現した連携企画

本企画は、大洲中学校の先生からTOKYO EDUCATION LABへ直接お問い合わせをいただき、複数回の打ち合わせを経てカスタマイズしたものです。

事前学習では、静岡新聞社・静岡放送が推進する「チームSDGs」の一員として監修した『しずおかSDGs読本』を活用し、地域の課題と向き合う学習を実施。そのうえで「自分たちの学校を創る」ことへと、学びを発展させていきました。

■「理想の学校」創立計画

ワークショップ当日は、生徒さんは5人前後のグループに分かれ、以下の要素を自分たちで設計しました。

  • 教育理念
  • 校則
  • 魅力的な時間割
  • 魅力的なイベント
  • 学校の特色・所在地
  • 予期せぬトラブルや学校運営で起こるミッション対応

最後には「学校説明会」として発表の予選が行われ、最多票を集めた3チームが決勝へと進出。学年全員の前で堂々とプレゼンテーションを行いました。

■生徒さんの声から見える成長と気づき

「一から創る」ことの難しさとおもしろさ

「今までの授業は正解のある学びが多かったけど、今回は何もないところから考えるのが新鮮で楽しかったです。自分で決めることの大変さも知れました。」

リーダーシップ・対話・協働の実践

「自分が校長役だったから、みんなの意見をまとめるのが大変だった。でも、全員の考えを尊重してまとめる経験ができてよかったです。」

「初めて班長をやって、最初はうまくまとめられなかったけど、自分から本音を伝えたらグループの空気が変わって、最後は笑顔で終えられました。」

自分の意見を伝える力、聴く力の成長

「グループの中で、自分から“それってこうしたらいいんじゃない?”って提案できたのがすごくうれしかったです。」

「今まであまり発言できなかったけど、“どう思う?”と聞いてくれたおかげで意見が言えました。」

SDGs × 学校づくりの視点で社会を考える

「SDGsミッションの対応策を考えるのは難しかったけれど、実際の課題から新しい目標を考えることで、社会とのつながりを実感できました。」

■「自立・共生・夢・挑戦」を体現する学びに

大洲中学校では、今年度の学校教育目標に「自立・共生・夢・挑戦」を掲げ、「生徒一人ひとりの主体性を育てること」を最上位目標としています。

今回のSchool LABは、まさにその実現に直結する活動となりました。生徒たちは自分の役割に責任を持ち、仲間と協働しながら、社会に開かれた学びの中で成長していく姿を見せてくれました。

■「ありがとうFinish」があふれる空間

活動中は、同校が大切にしている笑顔・チャレンジ・ありがとうの価値観が随所に表れていました。

「一緒に考えてくれてありがとう」
「発表緊張したけど、みんなの応援があってやりきれた」
「終わった後に“お疲れさま”って声をかけ合えたのが嬉しかったです」

このような感謝と敬意に満ちた空気が、学びの場をより深く、温かいものにしていました。

TOKYO EDUCATION LABでは、「教育×探究×起業家精神」を地域と共に共創し、生徒たちが自らの未来を切り拓く力を育む教育を、学校現場や地域とともにデザインしてまいります。

さらに詳しくお知りになりたい公立・私立学校様、先生方、修学旅行を提供している旅行会社様はお気軽に info@tokyo-education-lab.co.jp までお問い合わせください。

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