藤枝市立大洲中学校2年生 × アントレプレナーシップワークショップ「School☆LAB」
2025年5月27日(火)、藤枝市立大洲中学校にて、2年生を対象に「School☆LAB」ワークショップを実施しました。1〜4限の総合的な学習の時間を使い、生徒たちは“理想の中学校を創る”というユニークな探究課題に取り組みました。
本プログラムは、生徒の主体性・創造性・課題解決力を育むと同時に、社会とつながる学びとしてのアントレプレナーシップ教育の要素も取り入れた実践型プログラムです。
■先生からの直接相談で実現した連携企画
本企画は、大洲中学校の先生からTOKYO EDUCATION LABへ直接お問い合わせをいただき、複数回の打ち合わせを経てカスタマイズしたものです。
事前学習では、静岡新聞社・静岡放送が推進する「チームSDGs」の一員として監修した『しずおかSDGs読本』を活用し、地域の課題と向き合う学習を実施。そのうえで「自分たちの学校を創る」ことへと、学びを発展させていきました。
■「理想の学校」創立計画
ワークショップ当日は、生徒さんは5人前後のグループに分かれ、以下の要素を自分たちで設計しました。
- 教育理念
- 校則
- 魅力的な時間割
- 魅力的なイベント
- 学校の特色・所在地
- 予期せぬトラブルや学校運営で起こるミッション対応
最後には「学校説明会」として発表の予選が行われ、最多票を集めた3チームが決勝へと進出。学年全員の前で堂々とプレゼンテーションを行いました。

■生徒さんの声から見える成長と気づき
「一から創る」ことの難しさとおもしろさ
「今までの授業は正解のある学びが多かったけど、今回は何もないところから考えるのが新鮮で楽しかったです。自分で決めることの大変さも知れました。」
リーダーシップ・対話・協働の実践
「自分が校長役だったから、みんなの意見をまとめるのが大変だった。でも、全員の考えを尊重してまとめる経験ができてよかったです。」
「初めて班長をやって、最初はうまくまとめられなかったけど、自分から本音を伝えたらグループの空気が変わって、最後は笑顔で終えられました。」
自分の意見を伝える力、聴く力の成長
「グループの中で、自分から“それってこうしたらいいんじゃない?”って提案できたのがすごくうれしかったです。」
「今まであまり発言できなかったけど、“どう思う?”と聞いてくれたおかげで意見が言えました。」
SDGs × 学校づくりの視点で社会を考える
「SDGsミッションの対応策を考えるのは難しかったけれど、実際の課題から新しい目標を考えることで、社会とのつながりを実感できました。」
■「自立・共生・夢・挑戦」を体現する学びに
大洲中学校では、今年度の学校教育目標に「自立・共生・夢・挑戦」を掲げ、「生徒一人ひとりの主体性を育てること」を最上位目標としています。
今回のSchool LABは、まさにその実現に直結する活動となりました。生徒たちは自分の役割に責任を持ち、仲間と協働しながら、社会に開かれた学びの中で成長していく姿を見せてくれました。
■「ありがとうFinish」があふれる空間
活動中は、同校が大切にしている「笑顔・チャレンジ・ありがとう」の価値観が随所に表れていました。
「一緒に考えてくれてありがとう」
「発表緊張したけど、みんなの応援があってやりきれた」
「終わった後に“お疲れさま”って声をかけ合えたのが嬉しかったです」
このような感謝と敬意に満ちた空気が、学びの場をより深く、温かいものにしていました。
TOKYO EDUCATION LABでは、「教育×探究×起業家精神」を地域と共に共創し、生徒たちが自らの未来を切り拓く力を育む教育を、学校現場や地域とともにデザインしてまいります。
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