2026年6月10日(水)、武庫川女子大学附属高等学校の北海道修学旅行の一環として、上川町を舞台とした探究プログラムを実施しました。
今回のテーマは、「日本一オープンイノベーションな町を目指す上川町」。地域で新たな挑戦を続ける人や施設との出会いを通して、持続可能なまちづくりについて考える一日です。
TOKYO EDUCATION LABでは、上川町や地域の皆さまと連携し、訪問先の調整から各コース、午後の探究ワークまでを企画・運営しました。
6つの視点から上川町を知る
午前は、生徒一人ひとりの探究テーマに応じて、6つのコースに分かれてフィールドワークを行いました。
- ローカルビジネスコース
上川大雪酒造や地域の交流拠点を訪問し、事業を通じて人の流れや地域のつながりを生み出す取り組みに触れました。 - デジタルコース
廃校を活用した「大雪かみかわヌクモ」で、施設が生まれた背景を学び、プログラミングを体験しました。 - 大雪山・環境教育コース
キャンプ場を舞台に、豊かな自然環境と人との関わり、木を生かした地域の学びについて考えました。 - Well-beingな学びづくり探究コース
大雪 森のガーデンで自然に触れ、五感を使いながら、自分にとっての心地よさや豊かさを見つめました。 - 上川アイヌ文化コース
上川アイヌの暮らしや舞踊、文様に触れ、自然との関わりの中で受け継がれてきた価値観を学びました。 - 越境×官民共創コース
行政や企業、教育機関が立場を越えて連携する事例から、多様な人々が協力して地域をつくる方法を探りました。
異なる入口から上川町を見つめることで、地域の資源や課題は一つの視点だけでは捉えられないことを学ぶ機会となりました。
上川町の廃材を、未来の観光資源へ
午後は、「廃材を、私たちの未来に変える」をテーマとしたクリエイティブワークに挑戦しました。
生徒たちは、普段取り組んでいる地域活性化、食とSDGs、幼児教育、アート、課題研究などの視点を持って町を散策。地域で生まれる廃材や観光上の課題を探し、それらを組み合わせた新しい観光コンテンツを考えました。
町を歩いて気づいたことを持ち寄り、「誰の困りごとを解決するのか」「何を再利用するのか」「実現すると上川町がどう変わるのか」を一枚の用紙に整理。ゼミごとの発表と投票を経て、選ばれたチームが全体に向けて提案を行いました。

既存の地域の取り組みを見学するだけではなく、自分たちの探究で培ってきた視点を、初めて訪れた町の未来にどう生かすか。地域を観察し、対話を重ねながら、その発想を具体的な提案として形にしました。
本プログラムの実施にあたり、ご協力いただいた上川町、地域の事業者・教育機関・関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。