【9月活動報告】岡山県の里山・里海をつなぐ教育旅行モデルを視察

2026.09.30

2026年9月15日・16日の2日間、TOKYO EDUCATION LAB代表の金井隆行が、岡山県の笠岡市・備前市日生・真庭市北房を訪れ、里山・里海の地域資源を活用した教育・観光事業の現地視察を行いました。

今回視察したのは、一般社団法人北房観光協会が実施主体となり、岡山県の3地域を舞台に進めている「OKAYAMA SATOYAMA-SATOUMI UNIVERSITY(OSSU)プロジェクト」。里山と里海を一体的に捉え、自然環境の保全と学び、地域への継続的な関わりを生み出す取り組みです。

海と山を「つながり」として学ぶ

1日目は、笠岡・白石島と備前・日生へ。白石島ではアマモ場の再生など、海を守り育てる取り組みに触れ、日生では漁業や牡蠣養殖の現場を視察しました。海の環境だけを見るのではなく、山で生まれた水や栄養が川を通じて海へ届き、漁業や地域の暮らしへつながっていく循環を考えることが大きなテーマです。

2日目は真庭市北房を訪問。湧水や鍾乳洞、農地などを巡ったほか、森林管理の現場では、間伐や生物多様性、防災、地域産業との関係についてお話を伺いました。

「なぜ森を守るために木を切るのか」「山の活動は海の豊かさにどうつながっているのか」。一つひとつの体験を、こうした“問い”で結ぶことで、地理・生物・歴史・産業などを横断した探究学習へ発展させられる可能性があります。

地域資源を、教育旅行のプログラムへ

今回の視察では、地域の魅力を見学先として並べるのではなく、森・川・海・産業・そこで暮らす人々を一つのストーリーとしてつなぎ、教育旅行としてどのように設計できるかを検討しました。

旅マエに地域の自然環境や流域について学び、現地では森林や漁業の現場を体験。地域の方々との対話から情報を集め、旅アトでは自分たちなりの解決策や地域への提案を考える――。そうした一連の学びにすることで、観光だけでは得られない探究の機会につながります。

TOKYO EDUCATION LABでは今後も、地域が持つ自然・産業・人の魅力を学校教育とつなぎ、生徒が現地で問いを深められる教育旅行の可能性を探ってまいります。

今回の視察にあたり、ご協力いただいた地域・事業者・関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。

一覧へ戻る